iPhoneの水没は時間との勝負!応急対応と修理方法

iPhoneが水没した時にすべきことと修理方法

iPhoneの水没修理のご依頼は、平均して月に5件ほどあります。

水没で多い原因は、

・トイレに落とした。

・お風呂場で水没。

・洗面所に落とした。

・飲み物がかぶった。

・雨に濡れた。

また、夏の時期なら海や川、プールでの水没が多くなります。

最近は、耐水性能のあるiPhone7以降の水没が最近目立ちます。特にお風呂での水没はiPhone7がダントツ。

 

完全防水ではないので、水まわりで使用するのは注意が必要です。

 

iPhoneが水没したらすべきこと

水没してしまったら、この3点だけは可能な限り行いましょう!

電源をOFFにすること!

これが一番重要!!

電源が入っていると内部基盤(ロジックボード)がショートして、修理不能になる可能性が高くなります。

また、水没によって画面のタッチ操作ができない場合、通常の方法では電源を落とすことができません。

その際は下記の強制終了で電源を落としましょう。(いざという時の為に覚えておきましょう)

・iPhone5シリーズ(SE含む)
・iPhone6シリーズ
・iPhone6sシリーズ

電源ボタン+ホームボタンを同時に長押し。
画面が消えたら離します。

 

・iPhone7シリーズ

電源ボタン+ボリュームボタン「下げる」を同時に長押し
画面が完全に消えたら離します。
※画面が完全に暗くなってない場合、再起動が始まります。

 

・iPhone8シリーズ

再起動は可能ですが、強制終了不可。

 

・iPhoneX

ボリューム「+」ボタン押してすぐ離す
ボリューム「−)ボタン押してすぐ離す
電源ボタンを長押し。

電源が落ちてアップルマークが点灯します

アップルマークが消えた瞬間に手を離します!

水没による不具合や、手を離すタイミングがずれると再起動が始まりますのでご注意。

 

本体を振らないで!

本体をむやみに振ると、内部に侵入した水分が広がり、ショートする可能性が高くなります。

本体に着いた水分を拭きとる程度にしておきましょう。

 

絶対に充電をしないこと!

充電すると電気が流れ、内部でショートする可能性が非常に高くなり、修理不能になる事があります。

絶対に行わないように!

 

その他の対応は?

・SIMを抜く。

・ジップロックに乾燥剤(または米)と一緒に。

こちらに関しては、少々リスクがあると考えてます。

両方とも、水気を取るための手段です。すぐに修理店に持って行けるなら、問題はないかもしれませんが、

むやみに水気を取り乾燥させることはサビを誘発(数時間で発生します)し逆にダメージを与える可能性があります。

もし、水没させてしまった場合はジップロックに入れて、水分を蒸発させないようにすることが大事です。

とにかく早めに修理店に持込みましょう!

iPhoneの水没修理とは

・分解(本体側・液晶側)

・基盤洗浄

・乾燥

・組み付け

こちらの工程で、進めていきます。

組み付け後、液晶画面やバッテリー等に不具合があった場合パーツ交換が必要になりますので、最低2時間は作業時間として頂いております。

 

iPhone分解(本体側・液晶側)

パネルを取り外し、内部をチェック。いたるところに水滴があるのがわかります。

 

本体上部を拡大したのがこちら

真ん中は、水が溜まっています。左上のアンテナ周りやバッテリー周りにも水滴がついてます。

 

本体下部を拡大したのがこちら

右下のスピーカーや左のタプティックエンジン(バイブレーター)周りも水滴がついてます。

 

基盤洗浄が最優先ですので、基盤を取り外し、バッテリーも取り外します。

 

基盤の洗浄!

特殊溶剤に漬けて、超音波洗浄をかけます。

サビが酷い部分は柔らかいブラシで優しく取っていきます。

超音波洗浄後、エアーで優しく水分を取り充分に乾燥させます。

 

本体に残っている、スピーカーやバイブレーター、カメラなども取り外ししっかりと水分を拭き取り、サビ防止用特殊溶剤を塗布します。

 

液晶面は、画面修理同様パーツを取り外します。

プレートとの隙間に水分が残ってます。しっかり除去し、同時にカメラやスピーカー、ホームボタン等に付着した水分も取り除いていきます。

 

iPhoneの組み付け

洗浄後は組み付けていきます。

基盤を取付けたあと、バッテリーと画面を仮付けし電源投入!

電源が入らない場合、バッテリーを入れ替えてチェック。画面が映らない場合や、タッチ操作ができない場合は、画面を交換してチェックを行います。

 

こちらの水没したiPhone7は、液晶タッチ操作不良で、画面交換が必要でした。

最後に、防水シールを取り付け、完成です。

 

iPhone水没修理は洗浄修理

水没修理は、本体を分解して基盤の洗浄や水分を除去する作業になります。

パーツによっては洗浄できないのもありますので、その場合はパーツ交換となります。

・液晶画面(フロントパネル)
タッチ操作不能・画面にムラ・映らない等の症状等

・バッテリー
電源が入らない・リンゴループ・電源再起動連発等

・ドックコネクタ(充電差し込み部分)
充電ができない等

パーツ交換の際は、水没修理代金+パーツ交換代金が発生します。

 

それでも直らない場合は・・・

洗浄、パーツ交換しても復旧できない場合は、基盤損傷となります。

基盤修理に関しましては、1週間から2週間ほどお預かりでの修理となります。

 

iPhoneの水没は時間との勝負!

iPhoneが水没した時は、早く修理に出せば出すほど復旧率が上がりますので、時間との勝負です。

当店の統計では、復旧率は

当日持込みで80%以上

1日経過すると60~70%

3日経過すると30~50%

と出ています。修理に持込むまでの端末の管理状態によっては、1週間以上経過した端末でも復旧しています。

真水ではない海水や洗剤等による水没はさらに復旧率は下がります。

 

シールド岡崎店は夜23時迄営業しておりますので、夜間水没した時はお電話ください。

 

水没修理する時の修理店の選び方

iPhoneの修理依頼の8割以上が画面修理(ガラス割れ・液晶不良)とバッテリー交換ですので、水没修理に強いお店・弱いお店、そして取り扱っていないお店もあります。

ホームページなどから水没修理の実績がある店舗をピックアップして、実際に電話で問合せしてみましょう。

しっかりしたお店なら、「水没後どれくらい経過してるか」「水没した場所」「水没後本体が熱くなったか」「充電していないか」この程度は聞いてくると思います。経験に裏打ちされた高い技術者であれば、状況を判断し回答していただけるはずです。

逆に、

・基盤を取り外さずエアーで水気を取るだけ

・基盤を取り外し超音波を使わずエタノールやアルコールを使ってブラシでサビを除去するだけ

・基盤の洗浄だけ。バッテリーやスピーカーは取り外さないので裏に回った水分がしっかり除去されない

などで、水没修理を行っているお店も実在します。

 

分解から洗浄、組み付け後の動作確認、必要なパーツ交換等の作業には、2時間程必要になりますので、作業時間が30分とか60分の修理店ではよほどの技術者か、いい加減な修理かといったところでしょうか。

 

シールド岡崎店では、作業前の内部の状態、基盤の状態を撮影、そして作業後の状態を撮影しどのような状態であったかを説明させていただいております。

また、水没によって、フロントパネル(液晶画面)やバッテリーの交換が必要な場合、同時修理にて各パーツ1,000円割引となっております。

シールド岡崎店「修理価格一覧」

 

最後に

データのバックアップを取っていない場合、大事なデータを取り戻す有効な手段が水没修理ですので早めに修理店に持込む事をおススメします。

 

一方、バックアップを取っていた場合は、水没修理と併せて新しいiPhone(中古端末含む)への機種変更も検討する事をおススメします。

なぜなら、一度水没してしまったiPhoneは少なからず基盤にダメージを与えている為、直ったとしても後日不具合が出る可能性があること。それから、水没修理と併せて複数のパーツ交換した場合、修理費が高額となるからです。

以上の事から「水没修理はデータをどうしても取り戻したい方」におススメの修理となります。

 

iPhoneの水没で困った時は、ぜひシールド岡崎店にご連絡ください。

 

岡崎市・豊田市のiPhone修理店なら
SHIELD(シールド)岡崎店にお任せください!

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