海水プールで水没!復旧率が低い海水も水没修理で無事復活!
海水プールで水没!iPhone7の水没修理で岡崎市内よりご来店!
海外プールで水没後、バイブレータが使用できなくなり、バックアップの最中に突然の電源断。。。
水没3日経過後にデータを取り戻したいという事で当店に水没修理でお持ち頂きました。
今回の水没は、水没後バイブレーターの機能が使用できなくなるものの使用ができる状態だったためそのまま使用していたら電源が落ちてしまうという症状。
突然の電源落ちとなると、内部基盤が不具合を起こしている可能性が高く復活は難しくなります。
また、通常の真水と違い海水を含んでいる場合、電気を通しやすく、潮によるサビの進行が早いため復旧率が極めて低い状況でした。
水没修理は時間との勝負!早速修理に取り掛かります。
まず、パネルを取り外します。
白っぽいところは潮です。プレートやビス頭が茶色くなっているのがサビで、端末上部にダメージが集中しているように見えます。
本体側の上部がこちら
パネル側がこちら
分かりにくいと思いますが、バッテリーも膨張しております。膨張によりガスが漏れ甘いにおいがします。
一番重要な基盤(ロジックボード)を取り出します。
こちらの基盤に付着している水分やサビを特殊薬品を使用し超音波で洗浄していきます。
基盤洗浄後、検査用パーツで電源が入ることを確認!!
基盤が生きている事を確認後、次の工程に進んでいきます!
こちらは、タプティックエンジン(バイブレータ)のコネクター
コネクター周辺も白っぽくなっており、水分が侵入していたことが分かります。
コネクターの端子部分の左側が溶けてなくなっております。(海水、、真水関係なく水が付着しサビが回ると小さな端子などは溶けてなくなってしまいます)
これが原因でタプティックエンジン(バイブレータ)機能がご利用頂けない状態。使用するには、タプティックエンジンとドックコネクター(充電差し込み口)の交換が必要となります。
続いて、パネルについている各パーツを取り外していきます。
拡大してみましょう。
インカメラ・マイク・近接センサー・光センサーが一体になっているパーツとスピーカは、潮とサビでとても汚れています。薬品を使ってこの汚れをキレイにしていきます。
サビや潮の汚れを取ったあと、新しいパネルにパーツを取り付けます。
サビや汚れの除去を行い、新しいパネルとバッテリーを組付けていきます。
組付後電源ON!
電源が入り、大切なデータも残っておりました。
電源が入った後、動作確認をさせて頂くのですが、バイブレータやスピーカは機能しませんでした(T_T)
それでも、一番重要なデータが手元に戻りとても喜んで頂きました(^^)
まとめ
海水による水没は、電気を通しやすく内部基盤の回路をショートさせやすく、サビが回るのも早い為、真水に比べて格段に復旧率が落ちます。今回復旧できたのは、内部の重要な部分が海水で腐食しなかったことが大きく本当に運が良かったと思います。
水没した時は、可能な限り電源を切ること。すぐに修理に出す事。この二つに限ります。
すぐに修理に出せるのであればSIMトレイを抜いて乾燥させるのも問題ありませんが、すぐに修理に出せない状態でしたら、水分を蒸発させないよう袋に密封してサビの発生を遅らせるようにしましょう。
水没修理は、基盤(ロジックボード)の洗浄、不具合の出ているパーツ(液晶画面・バッテリー等)交換が主です。それによって復旧できない場合は、基盤修理をご案内させていただいております。(お預かり修理)
シールド岡崎店をご利用いただきありがとうございました!
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