海水に水没したiPhone6s!最適なご提案させていただきました!
iPhone6sの水没修理で岡崎市内よりご来店!
海外で水没してしまい、2~3週間経過しているiPhone6sの復旧修理のご依頼。
海水による水没の場合、サビの進行が早く、日数が経過していると復旧する可能性が極めて低くなります。
水没修理は、基盤(ロジックボード)の洗浄、不具合の出ているパーツ(液晶画面・バッテリー等)交換が主です。それによって復旧できない場合は、基盤修理をご案内させていただいております。(お預かり修理)
どうしてもデータが欲しい!
お客様のご意向は、新しい機種を購入予定のため低予算でデータの取り出しをご希望。
充電を差し込むと反応があるという事を伺い、ロジックボード(基盤)は生きている可能性が高く、復旧する可能性が高いのですが、懸念材料として、海水の水没は日数が経っているとコネクターやビスがサビで浸食されており、むやみに取り外すとロジックボードを故障させてしまう可能性が・・・
お客様にあった水没修理の流れをご案内
①液晶パネルの取替え
②バッテリーの取替え
③ロジックボードの洗浄修理
本来の水没修理では、しっかりと基盤洗浄しサビや水分を除去しショートさせないことが一番重要。ただ、水没修理は水没後の経過期間や水分の成分(海水、真水、洗剤水、ジュース等)、水没後の端末の管理方法等を確認し修理の方針をご提案させていただいております。
今回は電源が入っている、水分が無い、むやみに分解すると故障する可能性があることを踏まえ、上記の①~③の流れで対応。
早速、内部を確認してみましょう!
内部の状況は、ビスの頭がサビていたり、金属部分がサビていたり…
右上にあるコネクターの差込口3か所は、画面の表示、タッチ操作、ホームボタンの接合部分です。
拡大してみましょう。
横に二つ並んでいるコネクター差込口は損傷がなかったのですが、もうひとつの縦のコネクター差込口は、完全にサビて固着しており、特殊薬品を周りから浸して取り外しを試みたのですが浸食でひどくコネクターの金属部分はダメでした。こちらのコネクター差込部はホームボタンのコネクター部になります。
3か所とも特殊薬品にて綺麗にしておきます。
差込口にささっていたパネル側のケーブルがこちらになります。
取り外しが困難だったコネクターにささっていたのが、画像右側のケーブル。本来なら差込部分が左のような金色なのですが、サビで腐食しております。
見える範囲をチェック!
最低限、内部の見える範囲は特殊薬品を塗布し、これ以上サビが回らないようにしておきます。
液晶画面を取り付け、電源オン!
点きました\(^o^)/
サビの腐食でコネクターがダメだった部分はホームボタンの箇所であり、ホームボタンは機能しません。
ホームボタンの代わりは「設定」≫「一般」≫「アクセシビリティ」≫「アシスティブタッチ」をONにすることで液晶画面上にホームボタンを表示。
アウトレットパーツ(中古液晶画面)で対応!
データ取りがメインで、今後継続してご利用する事がないとの事でしたので、中古の液晶画面で対応。
【液晶交換】通常:9,800円(割引適用後価格)≫≫≫ 中古:6,000円
中古といっても、店頭の検証用で利用していたパネルになります。
まとめ
海水の水没は、電気を通しやすく基盤をショートさせやすく、サビが回るのも早い為、真水に比べて格段に復旧率が落ちます。しかも2~3週間経過していたら復旧できる可能性は10%ないくらいです。にも関わらず復旧できたのは、内部の重要な部分が海水で腐食しなかったことが大きく本当に運が良かったと思います。
水没した時は、可能な限り電源を切ること。すぐに修理に出す事。この二つに限ります。
乾燥させるのは、水分が蒸発しサビの発生を早めます。すぐに修理に出せるのであれば問題ありませんが、修理に出せない状態なら、水分を蒸発させないよう袋に密封してサビの発生を遅らせましょう。
今回は、お客様のご意向(データ取得、修理費抑える)とこちらからのご提案にて、画面の交換のみで対応させていただきました。
データを取り戻せた事にとても喜んで頂きました(^O^)
シールド岡崎店をご利用いただきありがとうございました!
愛知県岡崎市・豊田市のiPhone修理店なら
SHIELD(シールド)岡崎店にお任せください!